コンコルディア(Concordia)
                        
                        二千年前、ローマ帝国は地中海沿岸の地を支配していました。国境の平和、属州内の調和、統一された法、そして共通通貨によって経済は繁栄し、数々の都市へと勢力を拡大するにつれて、強大なローマ王朝が誕生しました。これらの王朝の一つを率いて帝国の辺境に植民者を送り込み、交易網を発展させ、古代の神々の恵みを請い、勝利のチャンスを掴みましょう!
                    
プレイヤーの数: 2 - 5
ゲームの長さ: 56 mn
複雑さ: 3 / 5
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                ルールの概要
ゲームの概要
このゲームは古代ローマを舞台にした戦略ボードゲームです。
プレイヤーは商人となり、ローマの各地に家を建て、交易を行いながら影響力を広げていきましょう。
最終的に、神々から与えられる報酬 (得点)を最も多く集めたプレイヤーが勝者となります。
ゲームの内容物
- ゲームボード2枚
- インペリウム (3〜5人用)、イタリア (2〜4人用)
 - 各都市間にある線の青は水路、茶は陸路を示す。
 
 - 木製の倉庫5個
 - 各プレイヤー用コマ (全5色: 赤・緑・黄・青・黒)計110個
- 陸路の入植者3人 (以下、「陸入植者」)
 - 海路の入植者3人 (以下、「海入植者」)
 - スコアマーカー1個
 - 家15軒
 
 - 資源コマ80個 (レンガ、食料、道具、ワイン、布)
 - カード72枚
- 「都市」「属州」「入植者」など
 - 「性格カード」65枚
 - 「コンコルディアカード」「大長官カード」 (プラエフェクトゥス・マグヌス)各1枚
 
 - 初期カード35枚 (各プレイヤー7枚)
 - 販売用カード30枚 (デッキI〜V)
 - 都市トークン30枚
 - ボーナスマーカー24枚
 - コイン (単位は「セステルティウス」だが、以下の説明では「コイン」と表記)
 
ゲームの準備
共通の準備
- 販売用カード 不要なカードをゲームから除外する。 順番通り (Ⅰ、Ⅱ…Ⅴ)となるように置く。 山札から7枚引いてディスプレイに置く。
 - 都市トークン ボード上の都市に1枚ずつランダムに置く。
 - 属州タイル 属州ごとに都市トークンを確認する。 その中で最も貨幣価値が高い物品が描かれた属州タイルを取り、属州の枠の上に置く。
 - スタートプレイヤー ランダムに決定する。 最後のプレイヤー (スタートプレイヤーの右隣)は「大長官カード」を受け取る。
 
プレイヤーの準備
- 各プレイヤーは初期カード7枚、食料2つ、織物1つ、葡萄酒1つ、レンガ1つ、道具1つを受け取る。
 - 自色の陸入植者コマと海入植者コマそれぞれ1つずつを「ローマ」に置く。
 - 手札は、未使用の「性格カード」で構成される。
 
ゲームの流れ
- プレイヤーは時計回りに順番で手番を行う。
 - 手番では、手札から1枚のカードを出して対応するアクションを実行する。
 - 出したカードは自分の捨て札山に重ね、一番上のカードだけが見えるようにする。
 - 「護民官」カードを使うと、自分の捨て札のカードをすべて手札に戻せる。
 
アクションの例
1. 護民官 (Tribune)
- 出したカードをすべて手札に戻す (今出したカードを含む)。
 - カードを4枚以上回収した場合、4枚目以降1枚につき1金を銀行から受け取る。
 - さらに、任意で1食料と1道具を支払い、「ローマ」に新しい入植者を配置できる。
 
2. 建築家 (Architect)
以下を順に行う。
- 入植者の移動
- 所持している入植者の人数が移動可能な歩数になる。
 - 陸入植者は茶の線上、海入植者は青の線上を進む。
 - 他の入植者がいる線の上では止まれない。
 
 - 家の建設
- 自分の入植者の隣接都市に家を建てられる。
 - コスト: レンガ都市は食料1+コイン、その他の都市はレンガ1+その都市の資源1+コイン。
 - 都市の種類により必要コインが異なる:
- レンガ都市: 1
 - 食料都市: 2
 - 道具都市: 3
 - ワイン都市: 4
 - 布都市: 5
 
 - 他プレイヤーの家がある場合、都市内の家の合計数に応じて必要コインが増える。
 - 各都市につき自分の家は1軒まで。「ローマ」には建てられない。
 
 
3. 長官 (Prefect)
以下の2つのうち1つを選ぶ。
a. 資源の生産
- 資源面を上にした「アクティブな属州」を1つ選び、その属州のボーナスマーカーをコイン側に裏返す。
 - そのマーカーに描かれた資源を1つ銀行から受け取る。
 - その属州の全都市が、所有者に関係なく資源を1つずつ生産する。
 
b. コインの獲得
- ボーナスマーカーに描かれたコインの数だけ、銀行からコインを獲得。
 - その後、すべてのボーナスマーカーを資源面に戻す。
 
4. 入植者 (Colonist)
以下の2つのうち1つを選ぶ。
a. 1食料と1道具を支払い、新しい入植者を配置する。
配置場所は「ローマ」または自分の家がある都市。
b. 5コイン+「ボード上の自分の入植者1つにつき1コイン」を受け取る。
5. 商人 (Mercator)
2段階で処理する。
- 銀行から3コインを受け取る (購入済み商人なら5)。
 - 銀行と最大2種類の資源を取引できる。 売買や交換は倉庫の空きスペース内で行い、各資源1ユニットにつき1マスを使用する。 価格は倉庫の屋根に表示されている。
 
6. 外交官 (Diplomat)
他プレイヤーの捨て札の一番上の性格カードを選び、そのアクションを実行する。
そのカードを自分が出したものとみなし行動する。
ただし、直前に使用された「外交官」や「護民官」の効果は模倣できない。
7. 元老院議員 (Senator)
ディスプレイにある性格カードを最大2枚まで購入できる。
コストはカード上の赤枠に描かれた資源のほか、カードの下に描かれた追加資源も支払う。
「?」は任意の資源を意味する。
購入後は空いたスペースを左詰めにし、山札から補充して常に7枚にする。
5. 執政官 (Consul)
性格カードを1枚だけ購入できる。
コストはカード上の赤枠に記された資源のみ。
カード下に描かれた追加コストは無視する。
購入後の補充手順は元老院議員と同じ。
6. 専門職カード (石工、農夫、鍛冶屋、ワイン職人、織工)
それぞれ対応する種類の資源を生産するすべての家が、1ユニットずつ生産を行う。
7. 大長官 (Praefectus Magnus)
このカードを持つプレイヤーが長官で生産を行う時、通常のボーナス資源の代わりに2ユニットを得る (都市の生産量は変化しない)。
手番が終わったら、右隣のプレイヤーにカードを渡す。
使えるときは必ず使用し、温存はできない。
現金ボーナスを選んだ場合は発動せず、そのまま保持する。
倉庫と取引ルール
各プレイヤーの倉庫は12マスあり、1マスに1ユニット (資源または未配置の入植者)を置ける。
ゲーム開始時は4マスが入植者で埋まっている (配置すると空きマスになる)。
満杯のときに資源を捨てて空けることはできないため、新たに得る際に受け取る資源を選択する。
- プレイヤー間での取引は禁止。
 - 資源とコインの供給量は無制限。
 - 各プレイヤーは最大6人の入植者を保有可能。
 
中間得点
※初回プレイのみでOK
初めて「護民官」で手札を回収したとき、その直後に個人の中間得点を行う。
得点は最終得点と同様の計算方法を用い、結果を得点トラックに記録する。
1位には2コイン、2位には1コインを与える (同点なら全員同額)。
その後、全プレイヤーの得点マーカーを0に戻す。
ゲームの終了条件
- 最後の販売用カードが購入された または
 - 誰かが15軒目の家を建てた
 
上のどちらかをトリガーしたプレイヤーは「コンコルディアカード」を受け取る。
他のプレイヤーは残りの手番を終えた後、最終得点計算を行う。
最終得点の計算
性格カードは6柱の古代神に対応しており、それぞれ別の条件で得点が加算される。
すべてのカード (捨て札も含む)を集め、神ごとにまとめて計算する。
| 神の名前 | 条件 | 得点内容 | 
|---|---|---|
| ウェスタ | 倉庫の資源価値+10コインごと | 1得点 | 
| ユピテル | レンガ都市以外の家1軒ごと | 1得点 (最大15) | 
| サトゥルヌス | 家がある属州ごと | 1得点 (帝国12/イタリア11上限) | 
| メルクリウス | 生産している資源の種類ごと | 2得点 (最大10) | 
| マルス | 盤上の入植者1人ごと | 2得点 (最大12) | 
| ミネルヴァ | 都市の種類に応じて専門職カードに記載された値 | 指定通りの得点 | 
得点が最も高いプレイヤーが勝利する。
同点の場合は「大長官カード」を持つプレイヤー、または次に受け取るプレイヤーが勝利する。
