ゲームの準備

各プレイヤー5ボタンを受け取ります。
33枚のパッチタイルを時間ボードの周りに円形に並べます。
9×9の個人ボードを受け取り、時間コマをスタート位置に置きます。

ゲームの流れ

このゲームでは交互に手番を行うわけではありません。
時間ボード上の時間コマが後ろにあるプレイヤーが常に手番を行います。ですので、片方のプレイヤーが連続して複数回手番を行うことが起こり得ます。
もし時間ボード上の同じマスに2つの時間コマがある場合、より上に置かれた時間コマのプレイヤーが手番を行います（ですので、同じマスに2つの時間コマを置くことになった場合は、後から来たコマは元あったコマの上に重ねて置きます）。

手番では、以下の2つのどちらかのアクションを行います（パスはできません）。

A. 時間コマを進めてボタンタイルを得る
自分の時間コマを相手の時間コマの1つ先のマスまで進めます。
進めたマスの数に相当するボタンタイルを手元に取ります（4マス先に相手の時間コマがある場合、自分の時間コマは5マス進むことになるので5ボタン分のボタンタイルを手元に取ります）。

B. パッチタイルを取ってキルトボードに配置する
以下の5つを順番に行っていきます。
①パッチタイルを選ぶ
円形に並んだパッチタイルから1枚を選びます。
中央コマのある場所から時計回りに3枚目までのパッチタイルを選ぶことができます。
②中央コマを進める
選んだパッチタイルの場所まで中央コマを進めます。
③必要な分のボタンタイルを支払う
選んだパッチタイルに示されたボタンの数に相当するボタンタイルをストックに返します。
④パッチタイルをキルトボードに配置する
選んだパッチタイルを手元に取り、キルトボード上の好きな場所に配置します。
・配置するパッチタイルは回転させたり裏返して構いません。
・配置済みの他のパッチタイルに隣接させる必要はありません。
・配置済みの他のパッチタイルに重ねて配置したり、キルトボードからはみ出すようには配置できません。
・配置済みの他のパッチタイルを動かすことはできません。
⑤時間コマを進める
この配置したパッチタイルに示された時間（砂時計）の分だけ、時間ボード上の自分の時間コマを進めます。 同じマスにもう1つの時間コマがある場合、後から進めたコマは元あったコマの上に重ねて置きます。

時間ボードの特殊なマークとボーナスタイル

時間ボードには2種類の特殊なマークがあり、時間コマがそのマークをまたいで進んだ場合、そのマークの効果が発生します。

・特別パッチ
特別パッチタイルが置かれた場所をまたいで時間コマが進んだ時、直ちにその特別パッチタイルを手元に取り、自分のキルトボードに配置します（もちろん既に特別パッチタイルが取られた後のマスをまたいでも何も起きません。早い者勝ちです）。
1x1の大きさのマスを埋めるにはこの特別パッチタイルを使う以外に方法はありません。

・ボタンの収入
ボタンマークをまたいで時間コマが進んだ時、直ちに自分のキルトボードに配置済みの全てのパッチタイルに書かれたボタンマークの合計分に相当するボタンタイルを手元に取ります。

●特別ボーナスタイル
いち早く、7x7マス分の正方形を覆うような大きさにパッチタイルを配置したプレイヤーは直ちに特別ボーナスタイルを手元に取ります（覆いさえすれば正方形でなくて一部が飛び出したような形でも構いません）。これは7点に相当します。

ゲーム終了と得点計算

互いの時間コマが2つとも時間ボードの最後のマスに到達すれば、直ちにゲームが終わります。
時間コマは最後のマスより先には進みません。
例えば残り2マスであってもBのアクションで5マス分の時間コマを進めるようなパッチタイルを取ることは可能です。
もし先に相手の時間コマが最後のマスにある場合にAのアクションを行った場合、自分の時間コマも最後のマスに移動させ、単純に進んだマスの数に相当する分だけボタンタイルを手元に取ります。

《得点計算》
手元にあるボタンの数に特別ボーナスタイルの点数を足します。
パッチタイルで覆われていないキルトボード上の空きマスは1マスにつきマイナス2点となります。
点数（ボタン数）の多いほうがゲームに勝利します。
もし同点だった場合、先に時間ボードの最後のマスに到達していたプレイヤーがゲームに勝利します。