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ゲームの概要
『バラージ』は壮大なワーカーブレイスメント戦略ゲームです。
4人までのプレイヤーが5ラウンドに渡って、挑戦しがいのあるゲームマップ上で水力発電設備を建設するためのアクションを計画して競い合います。
最も貴重な資源––水を競争相手に奪われないようにするため、あなたは建造物を賢明に配置しなければなりません。
水を管理することによって、あなたはエネルギーを生産して実入りのいい契約を履行することができます。
一手一手を慎重に計画し、同時に大胆な戦略的選択をする心構えを持ちましょう––これが『バラージ』です!
ゲームの準備
【発電トラックに配置するタイル】
・ボーナスタイル:ランダムに5枚選び、発電ボードのボーナスマスに表向きに配置する。※導入ルール:技術タイルマークのタイル以外の5枚を使う
ラウンド毎のプレイヤーへの目標を示す。ラウンド終了時にタイル達成度に応じたボーナスを得る。(表向きで一番左にあるタイルが、そのラウンドの対象)
・目的タイル:ランダムに1枚選び、発電ボードの右端に表向きに配置する。
ゲームを通したプレイヤーへの目標を示す。ゲーム終了時に条件達成に応じて勝利点が得られる。
【契約事務所ボードに配置するタイル】
・国家契約タイル:プレイ人数より1少ない枚数だけランダムに選び、表向きに並べて置く。
・個別契約タイル:裏面の色別(緑・黄・赤)に混ぜ、裏向きの山を3つ作る。
各山から2枚ずつ引き、表向きに並べて置く。
【特許事務所ボードに配置するタイル】※導入ルールでは使用しない
・上級技術タイルを裏面の種類別(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)に混ぜ、裏向きの山として置く。
「Ⅰ」の山からタイル3枚を引き、表向きに並べる。
【地図ボードに配置するコンポーネント】
源流タイルをランダムに4個選び、地図ボード最上部に表向きに置く。
中立ダムを以下のように準備する。(BGAでの配置は自動)
・準備タイルを裏面の種類別(3種類)に混ぜ、各種類から1枚ずつ引く。
・指示された場所に、指示された高さの中立ダムと水駒を配置する。
山岳=レベル1、丘陵=レベル2、平原=レベル3
【企業ボードと重役タイル、初期契約タイルの選択】
「企業ボードと重役タイル、初期契約タイル」を以下のいずれかの方法で、各プレイヤーに割り当てる。
a)導入ルール:ランダムにプレイ順を決める。プレイ順にしたがって、以下のように割り当てる。
・1番:アメリカ(赤)+「Wilhelm Adler」 +「3:現金と発電」
・2番:ドイツ(黒)+「Jill Mcdowell」 +「3:現金と建造」
・3番:イタリア(緑)+「Solomon P. Jordan」+「2:現金」
・4番:フランス(白)+「Viktor Fiesler」 +「4:現金と機械」
発電トラックに、選んだ色の順番コマをプレイ順にしたがって置く。
b)通常ルール:ランダムにプレイ順を決める。
・企業ボード:プレイ人数と同じ数をランダムに選ぶ。
・重役タイル:プレイ人数と同じ数をランダムに選ぶ。ランダムに企業ボードと組み合わてセットにする。
※2~3人用で重役「Sekibo」が選ばれた場合は、追加の重役タイルを置く。(詳細は後述)
・初期契約タイル:プレイ人数と同じ数をランダムに選ぶ。
・プレイ順の逆順に、「企業ボード&重役タイルのセット」と「初期契約タイル」を選んで取る。
●プレイ順のオークション(オプション)
1.各プレイヤーは、取りたい手番の列に自分のマーカーを置いて入札する(最大15VPまで)。
2.すでにマーカーがあるマスに置く場合は、その右側に配置する。
3.ターンがアクティブプレイヤーに戻ったとき、
自分のマーカーが番手列の一番右にあれば、自分のターンをスキップする。
別のプレイヤーのマーカーがその右側にある場合、そのプレイヤーは自分のマーカーを戻し、再度配置する。
4.最終的に各列の一番右に残ったマーカーが、その列を獲得する。
5.決定後は、最後の手番を選んだプレイヤーから順に、企業+重役セットと契約タイルを選ぶ。
6.使用したVPは、自分のVPマーカーを動かして支払う。
【初期資産の受け取り】
・建造物コマ(ダム基礎5個、ダム上部5個、導管5個、発電所4個):企業ボードの該当するマスに置く。
・初期技術タイル:「?」タイルを除いた、4種のタイルを受け取る。※導入ルール:「?」タイルも受け取る。
・ワーカー:技術者コマ12個を個人サプライに受け取る。
・初期資金/重機コマ:6クレジット、掘削機コマ6個、ミキサーコマ4個を受け取る。
・エネルギーマーカー:発電トラックのスタート位置(ゼロ)に重ねて置く。
少人数ルール:
2人戦=「3+」「4」マス使用不可。
3人戦=「4」マス使用不可。
ゲームの目的
5ラウンド終了後、もっとも多くの**勝利点(VP)**を持つプレイヤーが勝利する。
各ラウンドは、以下の5つのフェイズで進行する。
ゲームの流れ
5ラウンド終了後、勝利点(VP)のもっとも高いプレイヤーが勝利となる。
各ラウンドは、以下の順に行われる。
収入フェイズ
1.企業ボードの収入を得る
建築アクションによって開放済み(!マーク)の収入をすべて受け取る。
※まだ開放していないマスは収入を得られない。
2.源流に水を補充する(ラウンド1〜4のみ)
源流タイルに描かれた数だけ、水駒を置く。
例)タイルが「0-1-2-1」とあれば、2ラウンド目と4ラウンド目に水1個、3ラウンド目に水2個を置く。
アクションフェイズ
1.手番順に従って行動する (BGA版では、プレイヤー一覧または手番順ボードに表示)。
2.手番中にできること:
- アクションスペースを1つ選び、指定数のワーカーを置く。
- 必要なら追加コストをクレジットで支払う。
- ワーカーが置かれているマスには置けない(ただし銀行は例外)。
- 置いたら必ずアクションを実行する。実行できないアクションは置けない。
- ワーカーがすべて無くなったら「パス」する。
3.すべてのプレイヤーがパスしたらこのフェイズを終了する。
実行できるアクション(概要)
建設:建物を建て、建設ホイールを回す。
発電:ダム・導管・発電所を使って発電する。
水源:源流タイルに水を加える。
銀行:クレジットを得る(他プレイヤーがいても使用可能)。
工場:ホイールを回す。
契約:契約タイルを得る。
建機:重機駒を購入する。
特許:上級技術タイルを購入する(導入ルールでは使用しない)。
水流フェイズ
源流タイル上の水をすべて、川に沿って上流から下流へ順に流す。
ダムがある場合、その満水量まで水を留められる。
- ダム基礎のみ:水1個まで。
- ダム上部を追加するごとに+1(最大で水3個まで)。
ダム以外(導管・発電所・川)には水をとどめられない。水は通過するだけ。
満水量を超えた水は下流へ流れ、最後は共通の水プールへ戻る。
得点フェイズ
発電順位による得点
発電量の順位でVPを得る。
- 1位:6VP
- 2位:2VP
- 発電量ゼロ:VPなし
※同点処理
- 1位が同点なら6VPを人数で割り、端数切り上げ。2位はゼロ。
- 1位1人・2位同点なら、1位6VP/2位タイ全員1VP。
発電量による収入
自色コマがある、またはそこを通過したマスのクレジットを得る。
発電量ゼロの場合、そのマスのクレジットを得る代わりに対応するVPを失う。
ボーナスタイルによる得点
発電トラックは「初期エリア+5つのボーナスエリア」に分かれている。
各エリアに対応するラウンドのボーナスタイル条件を満たすとVPを得る。
評価のしかた:
- 到達/通過している:記載条件の通りVPを獲得。
- 未達:不足しているエリア数×4VPを引いた得点を得る(マイナスにはならない)。
例:ラウンド3で本来20VP(条件5×4)のボーナスを満たし、
発電量が1エリア届かない場合 → 20−4=16VP獲得。
使用したボーナスタイルをボードから外す。
5枚すべて除去したら、次はゲーム終了判定へ。
ラウンド終了フェイズ
次ラウンドの手番を、発電量の少ない順になるように動かす。
※同点の場合、現在の順を逆にする。
発電トラック上のコマをすべて初期位置(ゼロ)に戻す。
使用済みのワーカーを回収する。
特許ルール使用時のみ、上級技術タイルを山Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順で補充する。
次ラウンドの収入フェイズに進む。
アクション:建設
自分の企業ボードのアクションスペースにワーカーを置き、「建物の種類」と「建てる場所」を選ぶ。
次の場合は実行できない:
- 該当する技術タイルがない(ホイール上のタイルは使えない)
- 企業ボード上の建物コマが残っていない
- 必要な重機コマが足りない(ホイール上の重機も使えない)
建物の建て方
- ダム基礎/導管/発電所:対応する空きマスに置く(赤枠マスは追加クレジット要)
- ダム上部:自色ダム基礎の上に建設(最大2個まで/赤枠は追加コスト不要)
- 同じ盆地には、自色のダム基礎・発電所はそれぞれ1個まで。
必要な重機コマ
- ダム基礎:山=掘削機5台/丘=4台/平地=3台
- ダム上部:山=ミキサー4台/丘=3台/平地=2台
- 導管:発電能力の数値×2台の掘削機
- 発電所:建設数1~4個目でミキサー2~5台
ホイールの使用
- 空きマスに、技術タイル1枚と必要な重機コマを置く。
- クレジットが必要なら銀行に支払う。
- 上級技術タイルを使うときは、効果を即時発動する。
- ホイールを時計回りに1区間回す。開放マスに戻ったタイルや重機は再度使える。
建物の設置
- 対応する建物コマを企業ボードから取り、左から順に建設する。
- 建物を取り除いたマスに「!」マークがある場合、その報酬を得る。
- 今後の収入フェイズでも、その報酬を受け取れるようになる。
アクション:発電
以下の条件をすべて満たさないと実行できない:
- 水を保持している自色または中立ダムがある
- 自色の発電所がある
- ダムと発電所をつなぐ導管がある(色は問わない)
ダムの水を任意の数だけ使い、導管を通して発電所へ流す。
他人の導管を使用する場合
- 水1個につき1クレジットを所有者に支払う(支払えない場合は発電不可)
- 使用した水1個につき、所有者は1VPを得る。
発電量の計算
- (導管の発電能力)×(使用した水の数)=基礎発電量
- アクションスペースなどの修正値を加減して総発電量を求める。
- 発電量が1未満の場合は実行できない。
発電トラック上の自色コマを、総発電量分進める。
30を超えたらコマを裏返し、0から進め続ける。
契約の履行:
総発電量が契約タイル左側の条件を満たせば、手持ちまたは国家契約を1つ達成できる。
- 契約達成時、右側に書かれたボーナスを得る。
- 契約タイルは裏返して再使用できない。
発電に使った水は、通常の水流ルールで下流に流れる。
アクション:水源
2種類の行動があり、選んだ方を実行する:
1. 水2個を任意の源流タイルに置く(同じ場所でも別々でも可)。
2. 水1個を置き、水流フェイズと同様にそのまま流す。
アクション:銀行
この手番で置いたワーカーの数と同じクレジットを得る。
このアクションだけは、他プレイヤーがすでにワーカーを置いていても使用できる。
アクション:工場
指定された段階ぶんだけホイールを時計回りに回す。
開放マスに戻った技術タイルや重機コマは、手元に戻り再使用可能になる。
アクション:建機
表示された種類と数の重機コマを入手する。
- 1回のアクションで複数セットを同時に買うことはできない。
(例:2クレジットで掘削機1個の場合、4クレジット払って2個買うことは不可)
アクション:契約
指定数の表向き個別契約タイルを取る。
- 手持ちは最大3枚まで。超過した場合、1枚を選んで捨てる。
- 手番終了時、各山から表向き2枚に戻るよう補充する。
アクション:特許
対応するアクションスペースの上級技術タイルを得る。
- 手番終了時に補充は行わない。
導入ルールでは使用しない。 ゲーム終了と最終得点
5ラウンド終了後、次のボーナスを加算する。
- 目的タイルの得点 達成度で順位を決め、対応するVPを得る。 同点のときはVPを均等に分ける(端数切り上げ)。
- 残り資産の得点 手持ちの重機コマ+クレジットを合計し、5個につき1VPを得る。 ※ホイール上の重機は含めない。
- 保有水の得点 自色ダムにある水1個につき1VPを得る。 (ゲーム終了時、水は通常どおり下流へ流してから計算する。)
最終的にもっともVPが多いプレイヤーが勝利。
同点なら、最終ラウンド発電量が多かったプレイヤーが勝つ。
個別能力:企業ボード
・企業ボードの建物を建てることで、そのコマがあったマスに記載されたボーナスを得られる。
ダム基礎・ダム上部・導管:VP、クレジットなどの収入。
発電所:発電量の補正(常時有効。+1と+2があり、両方解放すれば+3となる)、個別能力の解放。
・3個目の発電所を作ると、企業ボードの個別能力が使用可能になる。
1)アメリカ(赤)
・ラウンド中いつでも、自然の水流により自色発電所を水1つが通過するたび、発電トラックを1進める。
・発電アクションによる水の通過は対象外。
2)ドイツ(黒)
・発電アクションを実行した後、同じ手番で2回目の発電アクションを実行できる。
・2回目の発電アクションについては、発電量の補正は適用されず「水駒の数×導管の生産値」のみになる。(アクションスペース/企業ボード/Viktorによる効果の対象外)。
・契約履行については、1回目と2回目の発電量は別個に扱う(合算は不可。別々の契約履行は可能)。
3)イタリア(緑)
・発電アクションを終えた後(契約達成の機会を終えた後)、発電トラックを3進める。
・この追加発電量は、契約達成には使えない。
4)フランス(白)
・すべての契約について、達成に必要な発電量を3点減らせる。国家契約も対象。
個別能力:重役タイル
| 重役名 | 効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| ウィルヘルム・アドラー
(Wilhelm Adler) |
ダム基礎の建設に必要な重機が、場所に関わらず掘削機3個になる。 | |
| グラツィアーノ・デル・モンテ
(Graziano Del Monte) |
ダム上部が2個あるダムの満水量が水4個になる。 | ダム上部が1個以下のダムは、通常の満水量のまま。 |
| ビクトル・フィーゼラー
(Viktor Fiesler) |
発電アクション時、「発電能力 × 水の数」が3以下なら、基礎発電量が4になる。 | 最終的な発電量は、効果適用後の発電+アクションスペースや企業ボードによる補正を適用して決定する。 |
| ジル・マクダウェル
(Jill McDowell) |
導管の建設コストを「発電能力 × 1台のミキサー」に置き換えて建設できる。 | 掘削機とミキサーを混ぜて使うことは不可。 |
| ソロモン・P・ジョーダン
(Solomon P. Jordan) |
建設アクションで、重機1個の代わりに現金3クレジットを支払って代用できる。 | 何個でも代替可能。 |
| アントン・クルイロフ
(Anton Krylov) |
ホイール上の別の技術タイル(基本効果+特殊効果)をコピーする専用技術タイル1枚を受け取る。 | |
| マヒリ・セキボ
(Mahiri Sekibo) |
他の重役の能力をコピーして使える。手順は以下の通り。
1. 重役ボードにワーカーを1つ置く(アクション扱いではない)。 2. その後、任意のアクションスペースにワーカーを置き、コピーした重役能力を使用する。 3. 手番終了時に、コピーした能力は無効になる。 |
同じラウンドで2回目に重役ボードへワーカーを置く場合は、クレジットの支払いが必要。
同じ手番で同じ能力をコピーできるのは1回まで。 ゲームに登場していない重役の能力はコピー不可。 |
| 2〜3人プレイ時の追加ルール
コピー専用の重役ボードを1枚追加し、Sekiboの横に並べる(計3〜4枚にする)。 ゲーム中、追加ボードの能力もコピー可能。 特殊なコピー時の処理 Del Monteをコピーした場合:専用技術タイルは配置せず、必要な建機だけ置いてホイールを回す。 Krylovをコピーした場合:通常の満水量を超えて貯まった水は、使うまで保持される。 | ||
上級技術タイル
・上級技術タイルは、基本技術タイルと同様の基本効果に加えて以下の特殊効果を持つ。
※導入ルールでは使用しない。
1)ダム基礎
・Ⅰ:空の自色ダムすべてに、水1個を置く。
・Ⅱ:これまでに建てたダム基礎(今回を含む)の数だけ、発電量を得る。契約履行にも使える。
・Ⅲ:ワーカーを置かずに実行できる。かつ、ホイールに置く重機が不要。ワーカーがない状態(最後の手番)でも使用可。
2)ダム上部
・Ⅰ:これまで建てたダム上部(今回を含む)の数と同じ区間数だけ、ホイールを回転させる。
・Ⅱ:今回建てたダム上部(今回を含む)のあるダムが、貯水最大量になるように水を追加する。
・Ⅲ:ダム上部を持つ自色ダム1個につき、3VPを得る。
3)導管
・Ⅰ:今回建てた導管の発電能力の2倍の値だけ、現金を得る。
・Ⅱ:今回の建築に掘削機6個以上が必要な場合、必要な掘削機を5個に減らせる。
・Ⅲ:今回建てた導管の発電能力の2倍の値だけ、発電量を得る。契約履行にも使える。
4)発電所
・Ⅰ:ワーカーを置かずに実行できる。ワーカーがない状態(最後の手番)でも使用可。
・Ⅱ:自色発電所いずれかを選び、発電アクションを実行できる。その際、発電に+2ボーナスを得る。
・Ⅲ:これまで建てた発電所(今回を含む)1個につき、3VPを得る。
5)ワイルド
・Ⅰ:赤枠マスの場所に建物を建てる場合、追加の現金コストが不要。アクションスペースの追加コストは必要。
・Ⅱ:掘削機の代わりにミキサーを、ミキサーの代わりに掘削機を使える。混合使用も可能。
・Ⅲ:所有する上級技術タイル(ホイール上を含む)1個につき、3VPを得る。
ボーナスタイルの条件一覧
・ラウンド終了時に発電トラックのマーカーと条件に応じて得られるVP。
・発電トラックのマーカーが初期エリア(発電量が5点以下)にある場合は、条件に関わらず得られない。
・発電トラックのマーカーがボーナスタイルに届かない場合、エリア毎に-4VP(マイナスにはならない)
1)達成した契約タイル1個につき、2VPを得る。
2)建てた自色発電所1個につき、5VPを得る。
3)建てた自色ダム基礎1個につき、4VPを得る。
4)建てた自色導管1個につき、4VPを得る。
5)建てた自色ダム上部1個につき、4VPを得る。
6)所有する上級技術タイル(ホイール上を含む。基本技術タイルは除く)1個につき、4VPを得る。
目的タイルの条件一覧
・ゲーム終了時に、条件に合致する建物数/貯水池数を数える。多い人ほど順位が上。1/2/3位=15/10/5VPを得る。
1)赤枠マスに建てた自色ダム基礎と自色発電所の総数。
2)自色導管で自色発電所とつながる、自色ダム基礎の総数。
3)自色建物の総数がもっとも多い地形(山/丘/平地)について、自色建物の総数。
4)自色建物の総数がもっとも少ない地形(山/丘/平地)について、自色建物の総数。
5)自色の建物が1個以上ある盆地の総数。最大12。
6)自色の建物が3個以上ある盆地の総数。最大5。平原下段の発電所2つは対象外。
【メインボードの盆地概念】
・メインボードはカラフルな面を使います。ボードを縦長に見て、上方に源流(水源)が4つ。
・そのすぐ下に盆地が4つあ、それぞれ貯水地とダム建設予定地(台形のシンボル)。さらに下方に貯水地とダムの予定地。ここまでが山岳地域でボードの左方に山岳のシンボルがあります。
・そこから川を通って下方に盆地が3つあり、発電所建設予定地(屋根がギザギザになったシンボル)、再び貯水地とダムの予定地。ここまでが丘陵地域で、左方に丘陵のシンボルがあります。
・そこから川を通って下方が平原地域の上段で盆地が3つあり、発電所の予定地とダムの予定地があります。
・その下方が平原地域の下段で盆地が2つあり、発電所の予定地があります。
レーフワーテル計画拡張
外注仕事と私有建物のルール(拡張要素)
準備
・外注仕事タイルを表向きで3枚公開する。
・自分の色の私有建物駒5個を取り、拡張企業ボード上の対応するスペースに置く。
新たに追加されるアクション(3種類)
1. 外注仕事アクション
外注仕事には3つのアクションスペースがあり、それぞれ特定の外注仕事タイル1枚に対応している。
契約と似ているが、エネルギー生産が不要で、代わりに重機コマを支払う(ホイールには戻らない)。
実行手順:
対応するアクションスペースに、技術者駒2個を置く。
タイルの左側に示された重機コストを支払う。
タイルの右側に示された報酬を即座に得る。
支払った重機コマは共通サプライへ戻す。
完了後、その外注仕事タイルを裏向きで自分の前にキープする。
2. 私有建物アクション(建設と発動)
新しい建物タイプ「私有建物」を建設できる。
この建物はマップ上ではなく、「追加管理ボード」の対応アイコンスペースに置く。
設置すると、そのスペースに対応する私有建物タイルの効果を使えるようになる。
建設手順:
自分の企業ボード上の建設アクションスペースに、必要数の技術者駒を置く。
私有建物用の技術タイルをホイールの開放区に置く。
必要な重機コマを開放区に置く。
(コストは私有建物タイル左上の表示を参照)
ホイールを1セグメント分回す。
拡張企業ボードの左端から私有建物コマを1つ取り、対応タイルの空き建設スペースに置く。
赤枠スペースなら追加で3クレジット支払う。
※ 各私有建物タイルにプレイヤーが置けるコマは1個まで。
私有建物のアクション(発動)
自分が発動中(=コマを置いている)私有建物だけ使用できる。
自分の手番中にその建物タイル上の空きアクションスペースに必要数の技術者駒を置き、効果を実行する。
アクションスペースのルール:
各タイルには、左側に安価な1つ・右側に高価な3つ、計4つのアクションスペースがある。
そのラウンドで最初に技術者を置いたプレイヤーは左側(安価)を使用する。
他のプレイヤーは右側(高価)しか使用できない。
同じ建物に自分の駒を2回置くことはできない。
各プレイヤーは各私有建物アクションを1ラウンドにつき1回だけ実行できる。
最大5棟(5タイル)まで建設可能。
※ 私有建物は収入フェイズの収入を生まない。
3. ゲーム中および終了時の追加処理
ラウンド終了時
得点フェイズ・ラウンド終了処理は基本ルールと同じだが、その後、以下を追加で行う:
1. 追加管理ボード上に残っている外注仕事タイルをすべて捨てて箱に戻す。
2. 新たに外注仕事タイルを3枚補充し、対応スペースに表向きで配置。
- 最初は「Aの山」から引く。
- Aが尽きたらB → Cの順に使用。
ゲーム終了時
自分が発動させている私有建物タイルの左下に示された勝利点を獲得する。
