Gamehelparboretum
目的と概要
『アーボレータム(Arboretum)』では、プレイヤーたちは「最も美しく、最も高得点なアーボレータム(樹木園)」を作ることを目指して競います。 2〜4人用のゲームで、木のカードを並べて意味のある“木々の小径”を作ることで得点を稼ぎます。
アーボレータムには、10種類の樹種スート(各スートに1〜8の数字が書かれた計80枚のカード)があります。 各プレイヤーに7枚のカードが配られます。残りのカードはテーブル中央に山札として置きます。
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ゲームの進行
プレイヤーは時計回りの順番でターンを行います。 各ターンは次の3つのフェイズで構成されます。
1. ドロー(カードを引く)
次のいずれかから2枚のカードを引きます:
中央の山札から引く。
いずれかの捨て札置き場の一番上のカードを取る(自分の捨て札置き場も含む)。
2. プレイ(カードを出す)
手札から1枚のカードを選び、自分のアーボレータムに加えます。 カードは表向きに自分の前に置きます。 カードは縦横(正方形のグリッド状)にのみつながるように配置します(斜めには置けません)。 アーボレータムの配置は、最終的な得点に大きく影響します。
3. ディスカード(カードを捨てる)
手札から1枚のカードを選び、表向きで自分専用の捨て札置き場に置きます。
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ゲームの終了
山札のカードがなくなった時点でゲームは終了します。 最後のカードを引いたプレイヤーは通常通りターンを行い、その後得点計算を行います。
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得点計算
経路(パス)のルール
得点対象となるパスは、
同じ樹種のカードで始まり、同じ樹種のカードで終わる必要があります。
数字は昇順(小さい数から大きい数)で並ぶ必要がありますが、連続している必要はありません。
パスの途中に他の樹種のカードを含んでも構いません。
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得点権の決定
各プレイヤーは手札を公開します。 特定の樹種について得点する権利を得るには、その樹種のカードの合計値が最も高い必要があります。
例外ルール:
あなたの手札にその樹種の「8」があり、
対戦相手の手札に同じ樹種の「1」がある場合、 その「8」は0点として扱われます(「1」は常に1点としてカウントされます)。
複数のプレイヤーが同点で最高値の場合(0点を含む)、その樹種に関して全員が得点権を得ます。
※自分のアーボレータムにその樹種のカードがない場合でも、その樹種の得点権を得ることは可能です。
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得点の算出
得点権を得たプレイヤーは、その樹種の最も高得点となるパスを1つ選び、以下の方法で得点します。
有効なパス内のカード1枚につき +1点
パスが**「1」から始まる**場合、さらに +1点
パスが**「8」で終わる**場合、さらに +2点
その樹種のみで構成される4枚以上のパスの場合、パス内のカード1枚につきさらに +1点
カードは、複数のパス(例:縦と横)で得点に使用されても構いませんが、
同じ樹種については最も高得点のパス1つだけを得点します。
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勝利条件
最終的に合計得点が最も高いプレイヤーが勝利します。 同点の場合は、自分のアーボレータムに最も多くの樹種を含むプレイヤーが勝者となります。
