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ゲームの準備
・さまざまな数値を持つカルプリ(区画)トークン15枚を裏向きでよく混ぜます。これらの数値は、皇帝が求めている区画の大きさや、その設立時と2回のピリオドの終了時に与えられる名声点を表しています。
ランダムに8枚を表向きにし、各トークンの上段にある黄色い数字の昇順に並べてゲームボード上のに置きます(こうすることで、ゲーム中に作る必要がある区画の大きさが分かりやすくなります)。
他の7枚のトークンを裏向きのまま脇に置きます。これはゲームの第2ピリオドで使います。
・区画を区切る運河タイル43枚(1スペースタイル6枚、2スペースタイル37枚)をゲームボードの横に置きます。
2スペース運河タイル2枚を、ゲームボード上ですでに掘られている運河スペース に置きます。
・区画をつないで移動を容易にする橋駒11個をゲームボードの横に置きます。
・アクションマーカー12枚をゲームボードの横に置きます。
・そのあと、各プレイヤーは1色(黒、灰、茶、赤)を選び、その色の以下のものを取ります。
- 名声点マーカー:名声点トラックのスペース0 に置きます。
- ピリ・メシカ駒: 1~4レベルの神殿駒18個
・自分の神殿駒18個のうち、プレイヤーエイドのA面に示されている以下の9個を取ります。
1レベルの神殿駒3個、2レベルの神殿駒3個、3レベルの神殿駒2個、4レベルの神殿駒1個。
これらを手元に置き、第1ピリオド中に使えるようにします。残りの神殿駒9個は脇に置きます。これらは第2ピリオド中に使います。
・スタートプレイヤーをランダムに決定します。スタートプレイヤーから手番順に、各プレイヤーはゲームボード上のスタートスペース (皇帝の宮殿内)を1つ選び、自分のピリ・メシカ駒を置きます。
◎注意:皇帝の宮殿は、スタートスペース4つとメキシカ人の紋章がある中央スペース1つの5スペースからなります。宮殿のどの部分にも運河タイル、カルプリトークン、神殿駒を置くことはできません。宮殿スペース上に配置(または通過)できるのはピリ・メシカ駒だけです。
ゲームの進行
・ゲームは2ピリオドに渡ってプレイされます。各ピリオドは数ラウンドからなります。
●第1ピリオド
第1ピリオドは、以下の2つの条件が両方満たされたときに終了します。
①皇帝の命令ディスプレイにあるカルプリトークン8枚が、すべて区画の設立のために使われた。
②1人以上のプレイヤーが、自分の神殿駒9個をすべてゲームボード上に置いた。
この時点で、プレイヤーは現在のラウンドを最後までプレイし(全プレイヤーが同じ回数の手番をプレイします)、そのあと最初の得点計算を行います。
得点計算が終了したら第2ピリオドを始めます。
●第2ピリオド
プレイヤーはゲーム開始時に脇に置いておいた、自分の残りの神殿駒9個を取ります。
注意:最初の神殿駒9個をゲームボード上にすべて置いたプレイヤーは、第2ピリオド中は新たな神殿駒9個を置くことができます。それ以外のプレイヤーは、第1ピリオド中に置かなかった神殿駒に加えて新たな神殿駒9個を得るので、第2ピリオド中に10個以上の神殿駒を置くことができます。
第2ピリオドのスタートプレイヤーは第1ピリオドと同じです。すべてのルールが第2ピリオドでも適用されます。
もう区画を設立するために使うことができないカルプリトークンがあることに全プレイヤーが同意した場合(BGAでは自動判定)、即座にそのトークンをゲームから除外します。
これには、たとえば以下のような場合があります。
- 適切な大きさの区画を切り分けるために必要な運河タイルがない。
- 適切な大きさの区画を切り分けられるだけの陸地スペースがない。
対応する大きさのカルプリトークンがない場合でも、プレイヤーは依然として、任意の大きさの新たな区画を切り分けることができます。
第2ピリオドは、以下の2つの条件が両方満たされたときに終了します。
①皇帝の命令ディスプレイにあるカルプリトークン7枚が、すべて区画の設立のために使われた(またはゲームから除外された)。
②1人以上のプレイヤーが、自分の神殿駒をすべてゲームボード上に置いた。
この時点で、プレイヤーは現在のラウンドを最後までプレイし(全プレイヤーが同じ回数の手番をプレイします)、そのあと最終得点計算を行います。
このため、ゲームが何ラウンドで終わるかは決まっていません。
名声点トラック上で一番先に進んでいるプレイヤーが勝者となります。
プレイヤーの手番
各手番中、プレイヤーは支払うことができるアクションポイント(以下APと省略)を6点持ちます。
実行したアクションに従って、このAPは手番中に減っていきます。
プレイヤーは手番中に6APを使い切らなくてもかまいませんが、余ったAPは失われます。
手番中、プレイヤーは以下のアクションを任意の組み合わせ、任意の順番で実行することができ、同じアクションを望む限り(そしてAPを支払える限り)何回でも実行することができます(ただし制限されているアクションもあります)。
●運河の建設【1AP】
ゲーム開始時、島のすべての陸地スペースは1つの巨大な区画を形成しています。
ゲームが進むにつれて、プレイヤーは運河を建設し、望む数の陸地スペースを水域(運河か湖)で囲むことによって、この巨大区画を小さな区画へと分割していきます。※湖とは島の周りの外周水域のことです。
ある区画を囲むためには、水域同士が角で接していれば充分です。こうして、ゲーム中に切り分けられた区画が増え続けていきます。
切り分けられた区画は、まだ設立されてはいません。つまり、カルプリトークン(後述)が置かれていない区画は守られていません。
どのプレイヤーも、新たな運河タイルを置いてその区画を小さくしたり、さらには複数のより小さな区画に分割することさえできます。
・運河の建設のコストは1APです。これは1スペース(正方形)タイルと2スペース(長方形)タイルのどちらを置いても同じです。
・プレイヤーは運河を自由に建設することができます。空いている陸地スペース上である限り、他の運河とつなげることも、完全に独立させることもできます。
・プレイヤーは運河タイルの一部(または全部)を以下の場所に置くことはできません。
- 5つの宮殿スペースの上
- 他の運河タイルの上
- 湖の上
- 橋駒の一端に面している陸地スペースの上
- すでに設立されている区画内
・自分のピリ・メシカ駒がどこにあるかを問わず、プレイヤーは島上の任意の場所で区画を切り分けることができます。
●区画の設立【0AP】
プレイヤーはその区画の大きさに対応しているカルプリトークンを置くことによって区画を設立します。
このトークンは皇帝の命令ディスプレイにあるものでなければなりません。
カルプリトークンには、皇帝が設立されるのを見たがっている区画の大きさと、設立によって得られる名声点が示されています。
・区画の設立のコストは0AP(無料アクション)です。
・区画(カルプリ)を設立するためには、以下の2つの条件を満たさなければなりません。
- 設立しようとしている区画内の1スペースに、自分のピリ・メシカ駒がある。
- 対応する大きさのカルプリトークンが、皇帝の命令ディスプレイにある。湖/運河によって囲まれている陸地スペースの数が、カルプリトークンの最初の数値にちょうど一致している場合、そのカルプリトークンと区画は対応している。
・区画を設立したとき、プレイヤーは対応している大きさのカルプリトークンを1枚取り、その区画内の任意の空いている陸地スペース上に置きます。
・ある区画が設立済みかどうかは、その区画内にカルプリトークンがあるかどうかで見分けることができます。このトークンをゲーム中に移動させることはできません。また、このトークンがあるスペースに入ったり、何かを建設したりすることもできません。
・プレイヤーは区画の切り分けと設立を同じ手番中に実行することも、別々の手番で実行することもできます。
・プレイヤーは他プレイヤーが切り分けた区画を設立することもできます。
・運河を置いて区画を切り分けてからその中にピリ・メシカ駒を移動させたのか、それともピリ・メシカ駒の周りの区画を切り分けたのかは問いません。重要なのは、設立する区画にカルプリトークンを置くときに、その中に自分のピリ・メシカ駒があるかどうかだけです。
・プレイヤーは皇帝の宮殿全体を含む区画を設立することもできます。これらの5スペースはその区画内の陸地スペースとして数えますが、そのスペース上にカルプリトークンを置くことはできません(宮殿を汚して皇帝の怒りを買わないためです)。
◎区画設立時の名声点の獲得
ゲーム中を通して、プレイヤーは各区画が設立されたときに名声点を獲得します。
・その区画を設立したプレイヤーは即座に、カルプリトークンに示されている青い数値に等しい名声点を得ます。
・設立時点でその区画に他のピリ・メシカ駒がある場合、その所有者はそれぞれ、カルプリトークンに示されている白い数値に等しい名声点を得ます。
これらのプレイヤーは即座に、ゲームボード外周の名声点トラック上で、獲得した名声点の分だけ自分の名声点マーカーを進めます。
●橋の建設/移動【1AP】
橋の建設したり移動させたりする橋のそばにピリ・メシカ駒がある必要はありません。
・橋の建設/移動のコストは1APです。
・橋駒の両端が陸地スペース(空いているか、何かがあるかは問いません)に面している限り、プレイヤーは任意の運河タイル上に橋駒を置くことができます。
・橋駒の一端(または両端)の陸地スペースには、神殿駒、カルプリトークン、ピリ・メシカ駒があってもかまいません。これにより、その橋駒の利用を一時的に(または永続的に)妨害することができます。
・2個の橋駒を同じ運河上に同じ向きで横に並べて置くことができます。
・一方、橋駒を縦に並べて1つの長い橋を作ることはできません。最低1つ以上の陸地スペースが、これらの橋駒のあいだを分けなければなりません。
・橋駒の一端が運河や湖に面することはできません。
・プレイヤーは1APで橋駒を移動させることもできますが、これはストックのすべての橋駒がボード上に置かれており、その橋駒上にピリ・メシカ駒がない場合にのみ可能です。事実上、プレイヤーは橋を壊してから別の場所に再建していることになりますが、橋の移動のコストは1APだけです。
●神殿の建設【1~4AP】
神殿を建設するためには、ピリ・メシカは必ずその区画にいなければなりません。
神殿の建設は、各ピリオド終了時に名声点を得るために必要です。
・神殿の建設のコストは、そのレベルに応じて1~4APです。レベルが高い神殿駒ほど多くのAPが必要になります。
・プレイヤーは建設する神殿駒のレベルに等しいAPを支払い、自分のピリ・メシカ駒がある区画内(まだ設立されていない区画でも可)の任意の空いている陸地スペース上に神殿駒を置くことができます。
・プレイヤーは各陸地スペース上に神殿駒を1個だけ置くことができます。神殿駒を他の神殿駒の上に重ねて置いたり、置き換えたりすることはできません。いったん置いた神殿駒を取り除いたり、“改良”したりすることはできません。
・区画の大きさを問わず、プレイヤーはまだ設立されていない区画内にさえ神殿駒を置くことができます。
・ゲーム開始時、島は1つの大きな区画を形成しています。運河を建設するにつれて、プレイヤーはこの区画をより小さな区画に分割していきます(設立されるまでは、この小さな区画をさらに小さくすることもできます)。結果的に、区画の大きさにかかわらず、プレイヤーは1手番目から好きなときに神殿を建設することができます。
・プレイヤーは橋の一端に接しているスペース上に神殿駒を置き、その橋駒を利用できなくすることができます。
・プレイヤーは1APで橋駒を移動させることもできますが、これはストックのすべての橋駒がボード上に置かれており、その橋駒上にピリ・メシカ駒がない場合にのみ可能です。事実上、プレイヤーは橋を壊してから別の場所に再建していることになりますが、橋の移動のコストは1APだけです。同様に、プレイヤーは(1ラウンド目を除いて)神殿駒を置いて他プレイヤーのピリ・メシカ駒を閉じ込めることができます。閉じ込められたピリ・メシカ駒は、橋を建設するか、5APを支払って“テレポート”移動アクションを実行することによってのみ移動することができます。
・プレイヤーは、5つの皇帝の宮殿スペースを除く陸地スペースにのみ神殿駒を置くことができます。水域上に神殿駒を置くことはできません。
●ピリ・メシカ駒の移動 徒歩移動【1AP】/小舟での移動【1AP】/テレポート【5AP】
□徒歩移動
隣接していて空いている陸地スペースか橋駒上に移動するコストは1APです。
・この移動は常に縦か横方向に行います。斜めに移動することはできません。
・橋駒の側面にある陸地スペースから橋駒上へ(またはその逆)移動することはできません。
・他プレイヤーのピリ・メシカ駒、神殿駒、カルプリトークン上で止まったり、通過したりすることはできません。これらは通り抜けることのできない障害物です。
・橋駒上にピリ・メシカ駒を移動させた場合、同じ手番中にその橋駒を渡りきる必要はありません。プレイヤーは(たとえば他プレイヤーがその橋駒を使うのを邪魔するために)橋駒上にピリ・メシカ駒を残しておくことができます。
□小舟での移動
・ある橋駒上から、水域でつながっている別の橋駒上へと移動するコストは1APです。
・ピリ・メシカ駒を運河沿いに移動させるためには小舟を使うので、プレイヤーはこの移動を橋駒上から始めなければなりません。
・2つの橋駒のあいだを、途切れることなく運河や湖経由でたどることができる場合、それらの橋駒はつながっています。非常に長い距離を少ないAPで移動することができるので、湖はとても有用です。
・実際に小舟をゲームボード上で表す駒などはありません。小舟を使うとき、プレイヤーは想像力も使う必要があります。各橋の下には、使われるのを待っている小舟が常にあるのだと考えてください。
・橋駒から橋駒へと移動するために、そのあいだにある運河は途切れることのない道を形成していなければなりません。角同士で斜めにのみ接している運河はつながっておらず、小舟はそれらの運河のあいだを斜めに飛び越えることはできません。
・運河の途中で移動をやめることはできません。空いている橋駒に到達するまで、プレイヤーは小舟での移動をやめることはできません。
・プレイヤーは、他プレイヤーのピリ・メシカ駒がある橋駒を“通り過ぎて”小舟での移動を続けることができます。小舟は橋の下をくぐっていくので、他プレイヤーのピリ・メシカ駒は障害になりません。逆に、プレイヤーは他プレイヤーのピリ・メシカ駒がある橋駒上で止まることはできません。また、プレイヤーはその橋駒上で止まってから次の橋駒へと移動を続けたかのように、追加の1APを支払わなければなりません。
・使った運河が湖につながっている場合、湖沿いに移動を続けることができます。しかし、プレイヤーは橋駒上で移動を終えられるように、湖につながっている別の運河に入らなければなりません。湖によって、プレイヤーは長い距離を1APだけで移動することができます。
・運河上でも湖上でも、プレイヤーは移動を中断して陸地スペースに上陸することはできず、必ず橋駒上で下船しなければなりません。同様に、プレイヤーは陸地スペースから小舟を使っての移動を始めることはできず、まず橋駒上にいなければなりません。ある橋駒から別の橋駒への水上移動のコストは1APです。いったん橋の上に上がったにしても、橋の下のくぐって運河沿いに移動を続けたにしても、次の橋駒に移動するためにはさらに1APが必要になります。
□テレポート
・自分のピリ・メシカ駒を任意の空いている地上スペースか橋駒上に移動させるコストは5APです。
・“テレポート”移動によって、プレイヤーは障害物を避けたり、閉じ込められるのを回避したり、あるいは単に素早く移動したりすることができます。
・1ラウンド目に限り、プレイヤーは他プレイヤーのピリ・メシカ駒を閉じ込める(つまりピリ・メシカ駒、神殿駒、運河タイルなどで完全に囲む)ことはできません。
●アクショントークンの獲得【1/2AP】
・アクショントークンを取るコストは1APです。
・手番ごとに、プレイヤーはアクショントークンを2枚までしか取ることができません(1枚ごとに1APを支払います)。
・ストックにアクショントークンがない場合、プレイヤーはその時点ではアクショントークンを取ることはできません。
・プレイヤーは何枚でもアクショントークンを保持できます。
●アクショントークンの支払い【0AP】
・アクショントークンを支払うコストは0APで、プレイヤーはその手番中に使える追加のAPを1点得ます(このため、通常の6APを超えます)。
・アクショントークンを持っている限り、プレイヤーは同じ手番中に何枚でもアクショントークンを支払うことができます。
・支払ったトークンはストックに戻し、再び誰でも(自分でも他プレイヤーでも)取ることができるようになります。
・アクショントークンを使っても、ゲーム中のAPが他プレイヤーより多くはなりません。アクショントークンの獲得に1APが必要なので、プレイヤーはそのAPの使用をあとの手番に延期しているだけです。
ラウンド終了時の名声点の獲得
・第1ピリオド終了時の名声点の獲得
第1ピリオドは、以下の2つの条件が両方満たされたときに終了します。
-皇帝の命令ディスプレイにあるカルプリトークン8枚が、すべて区画の設立のために使われた。
-1人以上のプレイヤーが、自分の神殿駒9個をすべてゲームボード上に置いた。
この時点で、プレイヤーは現在のラウンドを最後までプレイし(全プレイヤーが同じ回数の手番をプレイします)、そのあと最初の得点計算を行います。
□設立済みの区画での霊的な高貴さの計算
設立済みの各区画は、プレイヤーの霊的な高貴さに応じて名声点をもたらします。
自分の霊的な高貴さを決めるため、プレイヤーはその区画にある自分の神殿駒のレベル(神殿駒の数ではありません)を合計します。例:ある1区画に3レベル神殿駒2個と2レベル神殿駒1個を置いている場合、この区画でのプレイヤーの霊的な高貴さは3+3+2=8になります。
・その区画で最も霊的な高貴さが高い場合、プレイヤーはその区画のカルプリトークンに示されている黄色い数値に等しい名声点を得ます。
・その区画で2番目に霊的な高貴さが高い場合、プレイヤーはその区画のカルプリトークンに示されている青い数値に等しい名声点を得ます。
・その区画で3番目に霊的な高貴さが高い場合、プレイヤーはその区画のカルプリトークンに示されている白い数値に等しい名声点を得ます。
・4番目のプレイヤーは名声点を得ません。
・霊的な高貴さが同値の場合、その全員がその順位の名声点を満額得ます。
・1位が2人いる場合、誰も2位の名声点を得ず、次のプレイヤーは3位となります。・1位が3人いる場合、誰も2位と3位の名声点を得ません。
・2位が複数いる場合、誰も3位の名声点を得ません。
・設立されていない区画は、1回目の得点計算中は無視されます。
これらのプレイヤーは、この区画で獲得した名声点の分だけ名声点トラック上で自分の名声点マーカーを進めます。
そのあと、プレイヤーは別の設立済みの区画で霊的な高貴さを計算し……というように、すべての設立済みの区画で得点計算を行います。
どの区画がすでに計算済みかを忘れないようにするため、得点計算を行ったあと、その区画のカルプリトークンを裏返します。
□皇帝の宮殿
自分のピリ・メシカ駒が皇帝の宮殿の4つの初期配置スペースのうち1つにある場合、そのプレイヤーは追加の5名声点を得ます(それ以外の場合、ピリ・メシカ駒がどこにあるかは無関係です)。
すべての得点計算が終了したら、カルプリトークンを再び表向きにします。ゲーム終了時まで、カルプリトークンは現在あるスペースにとどまります。
第1ピリオドのあと、脇に置かれている他のカルプリトークン7枚を、区画の大きさ(黄色い数値)の昇順に並べて皇帝の命令ディスプレイに置きます。
そのあと、各プレイヤーはゲーム開始時に脇に置いておいた自分の神殿駒9個を取り、第1ピリオドから残っている神殿駒に追加します。プレイヤーはこれらの神殿駒すべてを第2ピリオド中に使うことができます。
・第2ピリオド終了時の名声点の獲得
第2ピリオドは、以下の2つの条件が両方満たされたときに終了します。
-皇帝の命令ディスプレイにあるカルプリトークン7枚が、すべて区画の設立のために使われた(または対応する区画を設立できなくなってゲームから除外された。
-1人以上のプレイヤーが、自分の神殿駒をすべてゲームボード上に置いた。
現在のラウンドを最後までプレイし(全プレイヤーが同じ回数の手番をプレイします)、そのあと最終得点計算を行います。
□設立済みの区画での霊的な高貴さの計算
設立済みの区画での霊的な高貴さによる得点計算のルールは第1ピリオドとまったく同じで、第1ピリオド中に得点計算された区画も第2ピリオドでもう一度(現在の霊的な高貴さに基づいて)得点計算します。
□設立されていない区画での霊的な高貴さの計算
今回は、設立されていない(つまりカルプリトークンがない)区画でも以下のルールに従って得点計算を行います。
・その区画で最も霊的な高貴さが高い場合、プレイヤーはその区画のスペース数に等しい名声点を得ます。
・その区画で2番目に霊的な高貴さが高い場合、プレイヤーはその区画のスペース数の半分(端数切り上げ)に等しい名声点を得ます。
・その区画で3番目に霊的な高貴さが高い場合、プレイヤーは2位の名声点の半分(端数切り上げ)に等しい名声点を得ます。
・4番目のプレイヤーは名声点を得ません。
□皇帝の宮殿
自分のピリ・メシカ駒が皇帝の宮殿の4つの初期配置スペースのうち1つにある場合、そのプレイヤーは追加の5名声点を得ます(それ以外の場合、ピリ・メシカ駒がどこにあるかは無関係です)。
ゲームの終了
2回目の得点計算のあと、ゲームは即座に終了します。
名声点トラック上で最も多くの名声点を獲得しているプレイヤーが勝者となります。
同点の場合、その中で最も多くのアクショントークンを持っているプレイヤーがゲームに勝利し、皇帝に目をかけられているピリ・メシカとなります。これも同数の場合、その全員が勝利を分け合います。
2人プレイルール
ゲーム開始時に中立色として3色目を選び、以下の10個の神殿駒を取ります。
・1レベル4個・2レベル3個・3レベル2個・4レベル1個 ゲーム開始時、以下のルールに従って、これらの神殿駒10個をゲームボード上の陸地スペースにランダムに置きます。
・これらの神殿駒を湖に隣接しているスペースに置くことはできません。
・各神殿駒のあいだは、最低4スペースは空いていなければなりません。
2回の各ピリオド終了時、各区画での霊的な高貴さによる順位を決めるときには、これらの神殿駒も考慮に入れます。
選択ルール:中立プレイヤーの神殿駒の合計レベルを増やす(21以上にする)ことで、プレイヤーはゲームの難易度を増すことができます。